今回は、「S」から始まる言葉です。
1.Seruderei;セルデレイ
2.Seruri(iは長音符号付き);セルリー
3.Se(eは長音符号付き)sirusu;セーシルス
4.Shojji;ショッジ
さて、見ていきましょう。
1.セルデレイ。オランダ語のSelderijです。「往時舶来ノ清正人参.」。どうやらセロリのようです。 2.セルリー。こちらもセロリです。英語のcelery由来の言葉です。セロリは私はあまり好きではないです。でも、この日本外来語辞典によると「葉ヲ羹汁ニ入レテ香気ヲ添ヘ,又肉類ト煮テ味頗佳ナリ.」とかかれています。西洋料理が広まるにつれ、セロリの美味しさもわかってきたのでしょう。 3.セージルス。英語のcecils。「西洋料理ノ一種,俗ニ肉「コロッケー」ト称スルモノニシテ,肉,「パン」,玉葱,洋芹ヲ調理シテ,円形ノモノニ丸メ,鍋ニテアゲタルモノ.」。ミンチカツのようにも思えます。調べてもよくわからなかったのです。ひとつだけ似たようなレシピがありましたが、揚げ肉団子のようでしたね。セーシルスは揚げたミートボール説を私は支持しましょう。
4.ショッジ。英語でshoddyです。「古羊毛ニテ織リタル織物ノ一種.」。古羊毛とは何でしょうか。古い織物のリサイクルでしょうか。織物ができる途中で出てくる、屑や端切れでしょうか。いずれにせよ、この言葉は、明治大正期の日本のどこで使われていたのかな、と思います。
それではまた。
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