「最近世界地図」最近とは言えども昔の話

しばらく、昭和八年発行の三省堂の「最近世界地図」について書きます。

最初にお断りしておきますが、歴史については詳しくはありません。

(正しくは「最近世界地圖」三省堂編輯所編、です。字は読んでわかることが大切なので、旧字は新字に直しています。)


巻末の「統計図表」を見てみましょう。



世界主要国の面積・人口が地域別に紹介されています。

アジアは、日本の次に満州国の名があります。中国は中華民国共和国です。

朝鮮半島の国の名前はありません。

次はヨーロッパ等の1ページ。


ここに記されているのはヨーロッパの一部の国だけのものです。

(この前のページに他の20カ国の国が書かれてあります。)

領土として他国の領地を取り込んだ所が多い国は、「本国」と表記されています。


何となくこの時代を感じますね。

実は、この部分は恐らく「理科年表」から転載したものなので、国名はこの地図での表記と異なるものがあります。

最初に、こういうものを持ってきてすみません。


では、最後に「世界現勢図」を。

ピンボケしてます(笑)

気を取り直して、もう一枚。

これぐらいで勘弁してください。


きな臭い時代ですね。

このブログでは政治や歴史の解釈については語りません。

そこにあるものから、その時代を肌で感じていただけたら嬉しいです。


では、今回はこのへんで。